アンカー工 施工状況動画を投稿します．
本工事は現在、地滑りのおそれのある地山の安定を目的としたアンカー工を施工しています．
法面に足場を組立て、その上でボーリングマシンを使用し、35m程削孔した後、
グラウンドアンカーを挿入します．
挿入後はセメントミルクを注入し、地山とグラウンドアンカーを固定します．
セメントミルクが固まり、充分な強度が出たことを確認し、受圧板を呼ばれる
板状の製品を取付け、グラウンドアンカーを大きな力で引張って緊張します．
緊張することで、地滑りを抑止します．
今回はアンカーの挿入状況の動画を、4倍速タイムプラスで撮影しました．
安全な高規格道路を設けるために、慎重に工事を進めています．
4月14日 21時26分 熊本を震度７の地震が襲いました．
私は現場事務所で一人書類整理中でした．
神棚さんのお供え物がバラバラと落ち、電気が停電しました．
あわてて机の下に逃げ込み、難を逃れました．
携帯電話の地震警報が鳴り響き、震度7と標示され驚きました．
テレビをつけると、震源地が益城町と現場にすごく近いことを知りました．
現場の法面第4小段の点検を行ってる最中に、再び震度５強の余震が襲いました．
周囲から異様な山鳴りが 『ゴゴゴゴ・・・』と響き渡り、近くの上部工工事の
鋼構造の仮設物が 『ガシャガシャガシャ』と揺さぶられる音がしました．
肝心の現場には大きな変状は確認されず、発注者に異常なしの報告を行いました．
日が明けて早朝に再点検を行いました．
ドローンで現場全域を空撮し、
やはり大きな変状が無かったことを確認しました．
引き続き、余震が続くため細心の注意を払い、現場管理を行います．
